このブログは、ある程度時間が経って書いています。
この日に撮影した枚数は2319枚。その中から選んだ1枚を皆さんに届けたいと思います。
五十嵐さんの眼差しの向こう側にステージがあります。
この瞬間はドラマーの五十嵐公太氏ではない瞬間です。そして、周りの仲間と接しているときの表情ともまるっきり違う五十嵐公太氏の表情です。 世の中は2年連続コロナウイルスと戦っている。
おそらく彼自身、人生を捧げた音楽活動が例年よりも減っていて、生活リズムというか今までと違うシバリと習慣に疲れているはずだ。
それなのに、彼はただ沈黙したまま見つめ続けています。
ファインダー越しに見たこの眼差しと後姿。
僕にはものすごく大きな愛があるように写ったのだ。
ステージで演じるスクールの講師でありプレイヤーである彼らを大切に愛している眼差し。
信じてついて来てくれる仲間が目の前にいて、その仲間がミュージックスクールと公太氏の想いを受けとめ演じる姿。その姿を公太氏は色んな想いを重ねじっとみつめている。
いいよね、音楽って。
いいよね、人生ってさ。
ひとりひとりの心の中にある想い。
それをひとりで伝えることなんて、なかなか出来ない。だから仲間を作ってひとりひとりの想いを育て、伝え、音楽で記憶に残していく。
言葉の意味や含み。奥行き。
それが音楽であり写真なんだよね。
写真協力:MMRoomsミュージックスクール
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