コロナで失われた時間。
よくよく考えてみると夏も終わりに向かい・・・、そう、1年を折り返しているのだ。
結婚式をはじめとしたパーティに限らず、ライブハウス、クラブなどのイベントで撮影もほとんどなくなり、それが当たり前の日常になりつつあった。
そんな見えない敵に引っ掻き回されっぱなしの2020年。
日本には盆だけじゃなく正月がある。田舎の親や兄弟、家族のところに帰りたくても、お互いに気を遣って帰れない家族もいる。そして、それは家族だけじゃなくて、仲間も同じだ。
仲間もお互いを気遣い、そして自粛する。
まぁその人が実際僕のことを仲間としてみているとかどう思っているとかそんなことはさておきっていう話になるんだけど、コロナによる自粛は僕にとって仲間に会えない日々はとても辛く感じた。
きっかけは何であれ、いい歳をした大人たちが、好きな音楽を夢中になって楽しむ場。
職業とか性別とか年齢とか国籍とかそんなものは一切関係なく出会い、会話が生まれ、いつのまにかフォトグラファーとして信頼もしてくれた彼ら。だから僕にとってはとても大事な仲間なのだ。
あと一ヶ月もすればハロウィンというこの時期。
HOMEBASEさんによってようやく再会し、冗談交じりで新年の挨拶。
止まっていた時計の針が動き出し、まるで何もなかったかのような笑顔が溢れ、大袈裟だけど生きる喜びに包まれた瞬間を体験した。最高に素敵な瞬間だ。
仕事を失い、収入は減り、気疲れが増え・・・
コロナなんて何ひとついいことなんてない!と思っていた。
だけど、コロナによって発見できた。
それは、ひとりじゃ生きていけないということの再確認。
仲間の大切さ。
コロナの脅威がなく通常の生活をしていたら・・・
きっと教科書に書いているレベルで仲間の大切さを理解していたままだったかも知れない。
コロナがあったからこそ、すごく大事なことを身をもって体験することが出来たのだ。
有り難い。嬉し過ぎる。
なんとか生きてて良かった。
みんなも無事で生きててくれてよかった。
素敵な時間と場所を提供してくれたHOMEBASEさん
それと仲間を集めたDJのMr.PAIPAI氏。今夜は最高な夜でした。
写真提供:HOME BASE
協力: DJ-PAIPAI
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