沖縄の絶景-森-
- Ushun Kitahara
- 2020年8月12日
- 読了時間: 2分

2020年コロナの夏。
人混みを避け、マスクをし、会話に距離をとって生活する。今まで考えられないようなライフスタイル、習慣を暗黙のマナーとして植え付けられ僕たちは生きている。
人工的なウイルスなのか?それとも自然による驚異なのか?いずれにしても現代人への挑戦であることは間違いない。
そんな今年の夏。僕はとある場所に出掛け、自分自身が歩んできた経験と時間を光に求め、ファインダー越しで語りあって来ました。

滝に落ちる水の音は森の岩や木々と共鳴し、力強く、そして静止することなく流れていた。

森の恵み。そこにいる生物たちにとって今もこれからもなくてはならない森だった。

小さな世界でもここは大切な場所。
森に生えた木の幹で生息するコケ類。
圧倒的な大自然では目立たないから見落としてしまいがちだけど、しっかりとらえるとほら、小さな呼吸がとても美しい。

どんな生き物にも時間に限りがある。
僕がいつも思うのは、その貴重な時間をどんな風に楽しみ充実させているのか?だ。
役目を果たしたシダの葉が枯れていた。
人に例えても同様。若さを失い老いた上に死んでしまえば、死骸となって醜いほど醜くなる。
シダもまたそれぐらいパッと見は決して綺麗ではないが、太陽の巨大な力はそんな死骸でさえ美しく彩り染めあげるのだ。
森の中に木霊する呼吸。
現代に生きる我々人間にとって、生きるとは何なのか?文明とは何なのか?
コロナから人間社会を再生させる今、もう一度考える時間が僕たちには必要だ。

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