マクロレンズで写活
- Ushun Kitahara
- 2020年10月16日
- 読了時間: 2分

広角レンズ、中望遠、望遠など色んなレンズがあって、撮りたいものだったり状況によったりで撮るレンズが変えるけど、その中でも僕はマクロレンズが結構好きです。
それはマクロならではの世界が撮れること。ボケも綺麗ですよね。
以前にも書いたかな?子供のころ田んぼや畑の周り、あるいは河川敷とか山で昆虫ばかり獲りにいっていました。そりゃもう夢中でした。だんだん大人になるに連れ昆虫から離れ、中学、高校のころは今の若い人たちと同じで、ファミコンとかプレステのゲームに夢中になっちゃったけど(笑)。

カメラをマニュアル操作で使えるようになったことが一番大きいのかな?
大人になってカメラの操作を覚えたら、子供のころ好きだった昆虫の世界をもう一度楽しみたくなったんだ。そして草花を撮ることに関しては、それだけ歳をとったから撮るようになったんだ。上手く説明できないけど・・・子供のころは、春に桜をみても夏に紫陽花や向日葵をみても何とも思わなかった。それは当たり前の景色で奥行きのないフラットな平面でしかなくそこにある意味とか有り難さとか若さゆえなのか感じ取ろうとしなかったから、興味がまるでなかった。歳を取るとね、生きた分だけ経験や思い出の増加、失ったものの数、そうしたものの蓄積が平坦だった景色に意味を勝手に持たせるんだよね。深みを探求し、思想というか確立した自分の中にあるルールと価値観を草花の中で感じてしまうようになったから撮るんだと思う。不思議だよね。
その世界観を撮影するのに僕にとってマクロがベストなんだ。
昆虫ってこんな顔をしていたんだ!!とか、この花はいつも地味にこんな場所で咲いていたけど、実はめちゃくちゃ華やかで綺麗だったんだ!!みたいな。
この季節(10月中旬)になると、もうコオロギなどの鳴き声も少なくなって撮れる昆虫も減ってしまうけど・・・。色褪せて老いたまま咲き残った紫陽花が悲しいけど・・・。時間の流れを感じつつ、等身大の自分が少しでも自分に正直で正しいと思うことが出来ているのか?マクロレンズは被写体を撮るときも写真をみるときもまるで禅のように集中できる心地よさが好きなんだ。

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