写活らしい一枚
- Ushun Kitahara
- 2020年8月15日
- 読了時間: 2分

僕は写真のような写真ではなく、絵のような写真・作品を撮りたい。
そう思ったのは何年前だろう?グレゴリー・コルベール氏の映像をみて僕の目指す写真がみえたんだ。
そしてグレゴリーコルベール氏の映像と出会った直後、シンガポールで開催された世界の画家や写真家、彫刻家による大きな展示販売イベントがあり、そこへ出掛け、目の当たりにした作品がとても眩しく衝撃的だったのだ。
作者の性格、生き方、感情、それらを見事にアプトプットしているアーティストたち。
どの作品も個性的なのにしっかりとまとまっていて、作品を見る側の人々に分りやすく伝わる作品ばかりだった。
言葉で表現せず、絵や写真で伝える。。。音楽の世界で言えば、歌詞は分らなくても歌声の説得力で心を鷲掴みにされる感覚だろう。
いつからか、どうやったら写真を上手く撮れるようになりますか?と、質問される立場になりました。その中の数パーセントの人が求めているスキルは、僕が追い掛けている世界に近い人たちで、そんな彼らに決まって伝えるのは、とにかく写真を撮ること!そして写真に限らずフォーカスを広げ対象物を受け入れて考えること!と伝えています。
自分が動物になったときの気持ち。自分が母になったときの気持ち。自分が蝉や蝶、昆虫になったときの気持ち。自分が学校のトイレになったときの気持ち。などなど、どんなモノにも愛情を持とう!ということだ。
そう言っている僕だって、まだまだだ。
今日も、明日もあさっても、対象物に愛情をもって接し、撮り続け、より己の個性を磨きつつも人々伝わりやすい表現を身につけていきたい。

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