夏の終わりがはじまった。。。
- Ushun Kitahara
- 2020年8月30日
- 読了時間: 1分

残暑はまだまだ続いているけど、
夕方を過ぎると、いつの間にか蝉の鳴き声は無く、茂みの中でコオロギの鳴き声が一気に広がりだした。
時折、地面を精一杯叩く蝉の翅。残された寿命と時間が虫の鳴き声の中で大きく響いていた。
そんな過ぎ行く時間は何とも言えない感情だった。
僕はあることにはっと気付いた。
それは、写真家にとって一番重要なスキルであり生き方についてだ。

愛。
写真家は素人であろうとプロであろうと一番大事なのは「愛」だと言うこと。
カメラを握り、ファインダー先にあるすべての被写体。
そのすべてに過去と歴史がある。子供、大人、性別、人種、動物、昆虫、植物といった生物に限らず、空、天体、自然など当たり前にある空間、人が作った建造物、食器、料理、衣類、機械、コンピュータ、道などこれらすべてに過去と歴史がある。
写真家は写真家である前に人としてどれだけ経験を積み、そしてどれだけ多くの情報を瞬時に分析することが出来るか?それが一番大事なことなんだと確信した。
分析を行い、そしてシャッターを切る。
それは、すべての被写体が何であれ受け入れることになる。それこそ愛なのだ。
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